今回は、「つまらない大学生活を抜け出し魅力ある人間になるための思考法」というタイトルで自分の思っていることを書いていこうと思います。
つまらない大学生活を楽しいものに変えるためには、
「今よりも主体的に自分の人生を送ること」
がとても大事になってくると思っています。ただ人から与えられた課題をこなすのではなく、自ら課題を発見し、自らの判断でその解決に時間と労力を割いていく。その姿勢こそが、退屈な大学生活からの脱却を促してくれるものと考えています。
ただ、その一言で「よし、これから自分は主体的に生きていくぞ」と気力を湧かせて頑張れる人って少ないと思います。そこで今回は、
「主体的に生き、つまらない大学生活から抜け出す気力を得るためにはどういった思考法を身に付ければ良いのか」
といったことを話していきます。もし、
「毎日講義を受けてネットサーフィンするだけの生活に退屈を感じる」とか
「受験失敗から立ち直れなくて大学生活を充実させる気力が湧かない」とか
「漠然と大学生活送っているけれど、このままで良いのかなあ」
等と感じている人がいたら是非見て欲しいです。
と言うのも、私自身が27歳という歳になって、「大学時代は勿体無い時間の使い方をしてしまったな〜」と反省しているからなんですね。
大学生当時、私は理工系の大学に通っていたのですが、1年次は仮面浪人、2〜3年次は仮面浪人失敗のメンタル崩壊から殆ど何をする気力も湧かなくて、休日や空き時間を全然有効活用できませんでした。具体的には、
「読書する」とか「趣味を究める」とか「アルバイトをめちゃくちゃ頑張ってみる」とか「何か新しいことにチャレンジしてみる」とか、そういったものに全然取り組めなかったのですね。
4年次は研究生活の忙しさもあったりして、結局何もやらないまま社会人になりました。
そうして社会人になってようやく気が付いたんです。
「あれ?自分って人として中身が空っぽじゃね?」
と。何かスキルを持っているわけでもなければ、人に語れるような趣味もない。受験失敗以外の人生経験にも乏しいから、特別深い考えとかも持っていない。
そこで、そんな自分を変えようと色々な目標を立てました。
・このブログを大きくしよう
・読書を沢山して思考の幅を広げよう
・心理学を勉強しよう
等がそれに当たります。ただ、ここで一つ大きな問題が立ちはだかるわけですね。そう、「時間が足りない」という問題です。
週5日、1日9時間以上もの時間を仕事に割きながら、何かでしっかりした結果を出そうとすると、圧倒的に時間に余裕がなくなりました。私は最近、殆どテレビ視聴やネットサーフィンをしなくなって、趣味のカラオケやプロ野球観戦すらしないでずっとブログや読書に時間を割いていますが、それでも現状、ブログは週二日更新、読書は月2〜3冊が限界です。
そこで思うわけです。
「あー。一ヶ月単位で休日のある大学生活で、こういうことができていればなあ」
と。
私は、自分の“人としての中身が空っぽ”である事実に耐えがたい苦痛を覚えているので、今や物凄い焦燥感に駆られているのです。
このように、今大学生活を送っている人には私と同じ過ちをして欲しくないと思っているのですが、ここで私が
「私のようになりたくなければ、今から主体的に人生を送るようにしましょう」
と言ったところで、今の生活に慣れてしまっている人は
「分かっちゃいるけどやる気が出ない」
「言っていることは分かるけど何から始めれば良いのか分からない」
ってなると思うんですね。そこで、
「どうしたら主体的に生きることができるようになるか?」
をテーマに、つまらない大学生活を抜け出すための思考法を紹介します。それではいってみましょう。
▼つまらない大学生活を抜け出し魅力ある人間になるための思考法
このままで自分の人生はより良くなるのか考えよう
この記事を見ている方は恐らく「このままじゃマズイかな」と思っている方が殆どだと思います。そこで、まずは自分自身に問いかけてみてください。
「今の生活を続けていて、果たして自分の人生はより良いものになるのかな」
と。そして自分の頭で考えてみてください。大切なのは自分で考えて結論を出すことです。自力で結論を出すことによって、問題意識が頭に残りやすくなります。もし回答が「否」であるならば、今日から「変わらなきゃ!」という意識を持つようにしてください。
「何となくマズイとは思うけれど、まあ今はこのままでいいや」
と思考停止している状態と、
「このままではマズイから何かを変えてみよう」
と頭で考えている状態は全く違います。まずは後者の思考を常に持てるよう努めてみてください。
これまでと違う生活を送らなければ、今までと代わり映えしない、つまらない未来が待っているだけです。
「つまらない大学生活」の継続を望まないならば、是非、日々の生活に変革を!
しかしこんなことを言われるとこう思うかもしれません。
「変わらなきゃいけないって意識はあっても、具体的に何をやればいいのか分からない」
そんな方に伝えたいのが次の項です。
課題発見力を身に付けよう
ただ「大学生活がつまらない」と一口に言っても、様々な原因が考えられます。
「友達が少ない」
「勉強についていけない」
「恋人ができない」
「受験失敗の傷が癒えていない」
等。そこで、日々、漠然と抱えている「つまらない」という感情を引き起こす原因を一つひとつの要素に分解してみましょう。
そうして、大学生活をつまらなくしている原因が分かったら、それらの問題にどうやって対処していけば良いのかを自分の頭で考えていきます。
友達がいないのであれば、友達を作る方法を徹底的に調べ実践するとか。
ソロ充になるとか。
後は、友達がいなくたって余裕なメンタルを作るとか。
勉強についていけないのであれば、学科の勉強以外に夢中になるものを見つけて、そちらを究めることに集中することで人生を充実させるとか。
恋人ができないのであれば自分を磨き上げることに専念するとか。
このように、
“理想と現実のギャップを見つけ、それを埋めるための手段を発見する能力”
のことを「課題発見力」と言います。
私は、この「課題発見力」っていうものが凄く大事だと感じています。これができないと会社では完全な指示待ち人間になってしまいますし、自分の人生に何か問題が起きた際の対処法も分からない。仮に自分のやりたいことや興味あるものが見つかったとしても、それを究めていくためには何をしていけば良いのか等、そういったことが全然分からなくなってしまいます。すなわち課題発見力が身につかないままでは、私のような「中身が空っぽの人間」になってしまう可能性が高まります。
私は大学時代にこの「課題発見力」なるものをトレーニングして来なかったので、社会に出てから色々苦労してしまっているのですが、大学時代にこうした能力を少しでも身に付けることができるようになっていれば、かなり人生が充実してくると思います。だって「大学生活がつまらない」とう課題に自ら解決策を講じることができるようになるのみならず、ありとあらゆる問題にも対処できるような人間になるのですから。
ただ、課題発見力という知見を得ただけでは問題が解決しないという方もいるでしょう。例えば、
「受験失敗の心の傷など、既に解決することが不可能な課題を抱えている人」
等がそれに当たります。こうした人は、どのような思考でやる気を出していけば良いのでしょうか。課題発見力に関連しますが、次の項にてお伝えします。
失敗しない人間ではなく、失敗してもまた起き上がれる人間になろう
ここで質問です。より魅力的な人間はどちらの人でしょう?
①失敗しない人間
②失敗してもまた起き上がれる人間
正解は②です。
挑戦すれば失敗はつきものです。「大学受験に命を賭ける」くらい大層な挑戦じゃなくて全然良いのですが、人は挑戦や、それに伴う失敗を通じて成長して、「中身ある人間」になっていくものです。
逆に言うと、「失敗しない人間」というのは「失敗を恐れて成長の機会を逸している人間」になってしまう可能性が高いです。
ですから、実は価値があるのって「失敗しないこと」ではなくて、「失敗から立ち直れること」だったりするのですね。まずはここを押さえたいです。
そして、失敗したら腐ってやる気をなくしてしまうのではなく、
「また起き上がってやる」
「ここから這い上がってやる」
と不屈の精神で再起できる人を目指したいものです。そこまで情熱的でなくても、
「この失敗から自分は何を学べるだろう?」
と冷静に考えられる人間を目指したいですね。
失敗に挫けず、そこから学び、次の糧にすることのできる人は魅力的です。そして失敗を過度に恐れぬ姿勢が、自己成長の機会を増やしていきます。何より失敗した人に対して優しくなれるのが素晴らしいことですよね。
学歴や収入といったステータスではなく、自分という人間の中身そのものに価値を感じることができるようになれば、受験失敗など気にならなくなるはずです。失敗から立ち直るためには、「失敗そのもの」に目を向けるのではなく、失敗したところから再び起き上がることに価値を覚え、目を向けられる人間になることです。そして失敗から完全に立ち直るために、自分の価値を最大限に高めるための行動をしていきましょう。
※ただ、失敗から立ち直るまでにはある程度の時間を必要とするものだと思いますから、すぐに上述のような思考の転換ができなくても落ち込まないでください。落ち込むべきときは落ち込んでいいのです。しかし、いつかは起き上がる精神を見せてやりましょう。
さて、ここまで読んで
「いやでも自分のいる環境が全然良くないからそんな前向きな思考になんてなれないよ」
と思う方には次の項を読んでいただきたいです。
環境に輝かせてもらう人間ではなく自分で自分を輝かせられる人間になろう
これは私の話になってしまうのですが、私は自分の大学生活がイケていない理由の“全て”を大学という環境のせいにしていました。確かにそうした面はあったと思うのですが、社会人になって、自分に適していると思われる環境に身を置いても、なかなか人生が充実してきませんでした。なぜでしょう?
それは、
「自分で自分の人生を輝かせてやろう」
という気概に大きく欠けていたからです。人は恐らく、その人にとっての「最善の環境」が整えば充実した人生を送れるようになると思うのですが、実際、この社会に個人にとっての「最善の環境」ってなかなか無かったりします。まして第三者が個人の人生を最高のものにしてあげようとアレコレ手を尽くしてくれるなんてことはまずないですよね。
そんな中で自分の人生を充実させるにはどうするか。その答えは自身の置かれた環境や境遇を呪うことではありません。環境に依存せず、自分で自分の人生を充実させるための行動を取れる人間になることです。
また私の話になってしまいますが、
「ブログを成長させて読書もして心理学も勉強したい」
と考える私にとって、一日の大半を仕事に消耗する今の環境は「最善の環境」ではないです。ただ、そこで
「環境が良くないから自分のやりたいことができなくて人生つまらない」
と考えるのではなく、
「限られた時間の中でどうやってブログや読書、勉強をやっていくか」
を考え実行し、少しでも歩みを前に進められるようになってきましたが、そうすると環境そのものは全く変わっていませんが、だいぶ人生に彩りが生まれて来た気がします。
大学生活がつまらないと感じる方は、一旦立ち止まって、
「つまらないのは大学という環境のせいではないかも知れないな」
と考え直すのも良いかもしれません。
一方で、色々と考えた結果
「大学の環境がクソだからつまらないんだ」
という結論に至ったのならそれはそれで全然ありだと思います。ですが、その場合は
「この環境に期待することなく、自分は自分の力で人生を充実させよう」
と決めてしまって、後は環境に依存せず、自力で現状打開の行動を起こしてしまうのが良いと思います。劣悪な環境でもどうにかして自力で自分を輝かせられる人間はとても素敵です。
ちなみに私は、「どんな環境でも自分の力で人生を輝かせられる人」は最強だと思っています。そうした人は、会社が倒産しようが、事業に失敗して全財産を失おうが、自分の力で新たな人生を創っていきますよね。
ただ、そのためには相応の経験値とスキル等が必要になってきますよね。私もこうした経験値やスキルに関しては喉から手が出るほど欲しいと思っています。
さて、こんな感じで、経験値やスキルの伴った中身ある人間になりたいと考えるようになったとします。そんな折に行き着くのが次の項です。
そういった人間にはすぐになれるものではありません。継続的な努力が必要で、その努力をするのに持って来いの時期が大学時代です
これなんですよね。やはり、一ヶ月単位の休日の存在は大きいです。
私は現在、何も持っていないところから色々な経験値やスキルを身に付けようとしていますが、社会人は圧倒的に時間に余裕がないです。長期休暇と呼ばれる休暇も、あって5日とかしかない。そんな状況の中で振り返ってみると、
「ああ大学時代にもっと人生を充実させようと頑張れば良かった」
と少しだけ後悔してしまうんですよね。例えば私が大学時代に、今のブログであったり、読書であったり、心理学の勉強のどれかに真剣に取り組む機会があったら、少なくとも今の私のような
人として何の中身も伴わぬ状態
から一歩、二歩進んで、今よりもずっと高次の経験値やスキルを持って社会に出ることができたはず。そうすれば、社会人になってからは比較的高い質で色々な物事に取り組むことができたんじゃないかと思うからです。
まあ、今は悩むより先に手を動かすようにしなければならないことは分かっているのですが、一瞬でも隙を作ってしまうと、後悔の念が頭をもたげてしてしまいます。
さて、次が最後の項です。ここまで読み進めてみたはいいものの、どうしても
「このままじゃいけないと分かっているけれど、やる気が湧かない」
という方は、次のことを試してみましょう。
モチベーションが上がらないときはSNSやビジネス書から凄い人を見つけよう
SNSの普及によって、一般の人であっても多種多様な情報に触れることができるようになりました。その機会を是非活用しましょう。
SNSで、自分が
「この人凄いな」
「この人憧れるな」
「この人みたいになりたいな」
と思えるような人を探して、その人の発している情報に触れるようにしてみましょう。と言うか、そういった人の発信する情報ばかりに触れるようにしましょう。
「凄まじい努力」によって今の地位に成り上がった人なんかが良いでしょう。常日頃から「凄い人」の情報に触れることで、その人から良い影響を受けられる環境を自らセッティングするのです。人は良くも悪くも、周囲の環境の影響を受けるものです。自己管理が難しい人は、自分の周囲を「凄い人」で固めてしまいましょう。きっとその人達の発信する情報、日常に触れるにつけ
「自分もうかうかしていられない!」
と気持ちを引き締めることができるようになるはずです。
ただ、SNSの見過ぎには注意しましょう。「自分の人生をより良くすること」を目的にしているのに、SNSに多くの時間を割いてしまうのでは本末転倒です。更に、あまりに優秀な人が多過ぎることを知ってしまっても、それはそれで自信を失います。適度なチェックに留めましょう。
これらのことは、SNSではなくビジネス書を読むとかでも良いと思います(むしろ王道な方法とも言えるかも知れませんね。)
特に色々な「凄い人」の思考法の載っている本なんかが良いでしょう。最近読んだもので「よかったな」と思ったのが、カーネギー著の『道は開ける』です。あらゆる悩みから自らを解放し、最高のパフォーマンスを出すために有効となる思考法について様々な知見が集合しています。
さて、以上が「つまらない大学生活を脱却し魅力的な人間になる思考法」でした。
最後にまとめると、
①「つまらない大学生活」をこのまま続けることで、将来、自分の人生はより良くなるのかを自分の頭で考えてみよう
② 課題発見力を身に付け、理想と現実のギャップを埋められないか努めてみよう
③ 失敗しない人間ではなく、失敗してもまた起き上がれる人間を目指そう
④ 環境に輝かせてもらう人間ではなく自分で自分を輝かせられる人間を目指そう
⑤ ②〜④体得への挑戦を是非、時間のある大学時代に行おう
⑥ どうしてもモチベーションが上がらないときは、SNSを駆使して、自分の周りを「凄い人」の情報で固めよう
ということでした。もし、この記事が少しでもお役に立てたのであれば嬉しいです。
そしてこの文章が大学時代の自分に届いてくれれば、尚のこと嬉しいのだが…
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